ぴーたろです
今回は、海外輸送中の商品が紛失・破損した際の補償手続きについてです。
自分で商品を発送した際、時々お客さんから「商品が壊れて到着しました・・・」や「商品が届きません」と連絡がくることがあります。
梱包に問題がない限り、輸送中に破損したことになりますよね。海外の運送会社は、国内と違い荷物の運送が荒くなります^^;
そのため、輸送中のトラブルは少なからず発生するのが実情です…。
この場合は、お客さんには非がないため、きちんと対応をしたうえで、我々セラーは配達した郵便局から補償を受ける手続きに入ります。
今回は実際にぴーたろが利用している「調査請求書」を使った補償について解説していきます。
もくじ
補償を受けられる国際輸送のサービスが大前提
まず、今回の補償に関する内容ですが、事前に補償を受けられるサービスで発送をしていることが前提となります。
郵便局のサービスであればEMSや小型包装物などが対象となりますが、それぞれの補償の内容は以下を参照してください。
>>Amazon輸出 EMSの無在庫発送方法
>>Amazon輸出 小形包装物(SAL便と航空便)の発送方法
荷物の紛失の場合:USPSで配達状況の確認をしよう!
まずは、荷物が紛失した場合です。お客さんから荷物が届かないと連絡を受けて事態が発覚することが殆どなのではないでしょうか。
この場合は商品の輸送状態を確認しましょう。
国際郵便で補償可能のサービス(追跡番号付き)を利用の場合は、商品の現在地や過去の輸送経過を追跡検索することができます。
紛失の場合はどこで追跡が止まっているのかを確認しましょう。
商品がお客さんの手元まで届いている場合は、海外の運送会社に荷物が引き渡されています。
その場合は、日本郵便ではなくUSPS(米国の郵便局)のホームページで確認をしましょう。
⇒USPS Tracking
追跡番号を赤丸の部分に入力し、「Find」を押します。
無事に届いている場合は、「Delivery」と表示がでます。
今回は配達済みの画面ですが、実際に荷物が届いていないと、ここが配達済みになっていません。
荷物の破損の場合:お客さんに破損画像を依頼しよう
商品が破損していたと連絡を受けた場合は、まず謝罪をしてお客さんに破損した商品画像の写真を送ってもらうよう依頼しましょう。
お客さんへの連絡自体は、セラーセントラル経由で構いません。
稀に悪質なバイヤーがクレームのようなものをつけてくる場合がありますので、商品の破損画像は必ず依頼するようにしてください。
補償を受ける際に必要な書類(ダメージレポートと調査請求書)
補償を受けるには、以下のものが必要になります。
受取人:ダメージレポート(damage report)
差出人側:調査請求書
それぞれ、どのようなものか確認していきます。
ダメージレポート(damage report)とは
ダメージレポートとは、受取人と運送会社が双方立ち合いの元、商品破損状態を確認し、日本郵便へ提出する書類のことです。
つまり、補償を受けるにはお客さんの協力が必要になります。
書類自体は運送会社が作成するので、受取人はサインをしたり破損した商品を運送会社へ持っていったりするだけなんですが…。
わざわざ運送会社へ足を運んでもらわなければならないので、少し難易度が高めですね^^;
調査請求書とは
差出人側が日本郵便に提出する書類になります。
商品が破損して届くと、お客さんは返金を求めてくることがほとんどだと思います。
もちろん対応はしますが、それでは破損する度に赤字がでてしまい大変なことになりますね。
お客さんへ事情をきちんと説明して、提出方法などを詳細に伝えましょう。
補償を受けるまでの流れ
ダメージレポートの提出は難易度が高めですが、必要な書類は2枚ですし、私たち側からの作業は「調査請求書」を記載するのみです。
最初は作業に戸惑うこともありますが、慣れればとても簡単です^^
ぴーたろが行っている一連の流れを記載するので、参考にどうぞ♪
ダメージレポート(damage Report)を提出してもらおう
受取人(お客さん)が、破損商品を受け取った場合は運送会社でダメージレポートを作成してもらいます。
ダメージレポートを作成する際に必要なものは、以下になります。
●破損した商品の現物or写真(できれば現物が一番良いです^^)
●追跡番号(Tracking number)の控え
●身分証明書
「破損商品の補償を受ける為、これらを持って、USPSでダメージレポートを作成してください。」と伝えましょう!
お客さんが事前に書類をダウンロードして持っていくなどの作業はしなくて大丈夫です。
ただし、地域によっては配達窓口が小さく、「ダメージレポート」の存在すら知らない場合もあります。
お客さんが二度手間にならないよう、「事前に一度窓口に電話してください」と一言添えてあげるだけでトラブルになるリスクも軽減されます。
調査請求書の作成方法
次に、差出人側が作成する調査請求書についてです。
こちらは、日本郵便のHPでダウンロードできます。
⇒日本郵便 調査請求書のダウンロードと記入例
Excelで記載して印刷しても、手書きで記入してもどちらでも大丈夫です。
記入例も、上記のページがとても分かりやすいです^^
調査請求書を提出しに行こう!
調査請求書が記載できたら、郵便局の窓口に行きましょう^^
窓口に行く際は、以下のものが必要になります。
●調査請求書
●ラベルの控え(追跡番号の控え)
●身分証明書
●補償金を振り込む口座番号
●印鑑
基本的には、荷物を出した窓口で処理することになっていますので、2度手間を防ぐために、出荷元も郵便局に出向くのがベストです。
ただ理由があって、出荷した窓口に行けない場合は一度郵便局へ問い合わせてみてください。近くに大きな郵便局がある際は、そちらでも対応してくれる場合があります^^
まとめ
以上で、調査請求をかけて補償を受ける方法でした!
調査請求書を無事提出し終えると、あとは郵便局が海外の郵便事業者とやりとりをしてくれます。
連絡は電話か郵送で通知されますが、1か月ほどかかる時もあるので気長に待ちましょう^^泣き寝入りだけはしないようにしてください!
なお、ぴーたろは、荷物の出荷を外注さんに頼んでいるのでこちらも調査請求対応も外注さんに対応してもらっています。
Amazon輸出の出荷にかかる部分は外注化により大幅に作業削減ができるポイントですので、外注化を進められていない方は是非挑戦してみてください^^
破損・紛失の際は、手続きをして補償を確実に受けとっていきましょうね!╭( ・ㅂ・)و̑
それではー♪
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