ぴーたろです^^
今回は、アメリカ向けAmazon輸出で知っておかなければならないProposition65(プロポジション65)の概要と対応方法についてまとめておきます。
ぴーたろ
米国現地の法律に準拠して商品を販売する以上、避けては通れない道になるので、必要最低限の知識は持って販売に臨みましょう♪
危険物の考え方はこちらで全体像をまとめています。
(参考)
Amazon輸出の危険物商品とは?出品できない危険物商品の種類を知る!
もくじ
Proposition65(Prop65)とは?
まずは、そもそものProposition65(Prop65)の基本知識を理解しておきましょう。
Proposition65の概要
アメリカは日本とは違い、各州で定める法律が存在します。
Proposition65とはアメリカのカリフォルニア州の法律で定められている危険物に対する商品表示に関するルールです。
Prop65の規制対象となる有害物質のリストは環境保健有害性評価局という機関が管理していますが、2018年8月30日付で約2年ぶりにリストの更新が行われ、Amazonでも2018年夏頃からProp65への対応が一層厳しくなりました。
カリフォルニア州のProposition 65準拠について、ここ数日でAmazonから連絡を受けている方は要注意ですよー!対象商品の出品を続けるとAmazonから「Prop65に準拠している商品であることをセラーとして認めた」という風に取り扱われることが明記されてます。自己責任取れる範囲で売りましょう(;’∀’) pic.twitter.com/U57GClCGbS
— Amazon輸出ぴーたろ@法人化 (@pitaro_export) August 8, 2018
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Proposition65の警告表示が必要な商品
Amazon輸出でProposition65で必要な表示義務が求められる商品群は以下の11種類です。
- アルコール飲料
- 化学物質
- ディーゼルエンジンの乗り物
- 食品
- 家具
- 癌に関連する商品
- 生殖機能に関連する商品
- 癌や生殖機能に関連する商品
- 乗用車または路上外走行車
- 原木
-
レクリエーション用船舶
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これらの商品で、Prop65に該当する危険物が使用されている場合、正確な情報表示が必要になります。
正直に申し上げて、全ての成分を網羅的にチェックなんてことは現実的ではありません。
理想的には、メーカーに問合せて確認をするのがベターです。
Amazon輸出でProposition65(Prop65)を守らないとどうなるか?
現状、Proposition65への準拠した商品表示は義務化されていますが、明確なペナルティーは明示されていません。
まず、2018年5月30日までに既にAmazon上カタログが存在していた商品の場合、2018年8月1日までに新しいProp65で求められる商品表示が求められました。
2018年8月1日までに情報更新が行われていない商品については、既存のProp65の警告が一度すべて削除されています。
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必要な情報更新をしない場合は、警告が必要でないことに出品者が同意したものとみなすことが明記されているので注意が必要です。
現状、ペナルティーが明記されていないとはいえ、ルールに従わない出品者には容赦がないのがAmazon。
必要な表示を行わずにトラブルが発覚した場合には、商品ページの削除やアカウント停止措置が取られる可能性も0ではないと言えます。
Proposition65(Prop65)の対応方法
それでは、Proposition65への具体的な対応方法を見ていきます。
California Proposition 65 Warning Typeの選択
まず、商品のEdit画面ないし商品登録画面のうち「Compliance」タブを選択します。
「Compliance」タブの下部にスクロールすると「California Proposition 65 Warning Type」という項目があるので、そちらから該当の商品群を選択します。
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物質名の追加情報の入力
選択が完了したら、必要に応じて追加情報を入力していきます。
ここからは、先ほどの11項目の中で何を選択したかによって必須入力項目が変わってきますので、指示に沿って入力・選択をすればOKです。
例えば、「食品」「家具」「化学物質」を選択した場合、該当する化学物質名を少なくとも1つ選択する必要があります。
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ここは個人の知識では対応が難しいと思います。
該当がありそうだけど販売をしたい商品は、必ずメーカーから情報を貰いましょう。
Amazon輸出のルールは正確に把握しよう
以上、今回はカリフォルニア州のPropsition65への対応方法のご紹介でした。
越境ECはまだまだ法整備が進んでいない分野。
これから多くの規制やルールが適用されてくる大きな流れは止まらないでしょう。
Amazon輸出も海外の消費者に商品を届ける以上、このような法律や規制対応は必要になるので注意が必要です!
ぴーたろ
それではー♪
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