ぴーたろです^^
Amazon輸出は国をまたいだ貿易ビジネス。
そのため日本国内では販売に問題がない商品であっても、海を渡った先では同じようにいかないケースも多々あります。
今回はAmazon輸出というビジネスに着眼して「危険物」と考えられる商品についてまとめておきます。
ぴーたろ
もくじ
危険物と一言に言っても・・・
まず理解しておきたいのが、一言に危険物と言っても、その危険物の度合いによって取り扱いは異なるというポイントです。
ぴーたろ
一番危ないのは「知らないこと」。
事前にきちんと全体像を把握して輸出に臨めば問題ありませんので、不安がらず読み進めてみてください^^
それでは、実際のAmazon輸出ビジネスに絡む危険物を種類別にまとめてみます。
そもそも法律上制限されている危険物商品
冒頭にも述べた通り、貿易ビジネスは海を国境を越えたビジネスであるため、輸出先の国の法律に準拠した商品を販売する必要があります。
そのため、海外で販売が禁止される商品や、販売をするには許認可やラベル表示が必要な商品があるので注意が必要です。
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どのような商品を取り扱うかはセラーさんによって千差万別ですが、そもそも取り扱いたい商品自体に問題がないかどうかは事前確認しておくべきです^^
ちなみにJETROは無料問合せも行えますので迷った時はフル活用してみてください♪
Amazon輸出で出品が禁止されている危険物商品
米国の法律上は販売ができるものでも、Amazon独自のルールに基づく危険物という概念もあります。
一番厳しい内容としては危険物であるが故に出品自体が禁止されているケースです。
悪質な場合、アカウント停止措置をとられる可能性もあります。
Amazonという市場では販売が禁止されている以上、実質的にAmazon輸出では販売することができません。
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ライバルがいないので売れはしましたが、結果的にすぐに出品が消されてしまいました 泣
各カテゴリーごとに出品禁止商品は詳細に記載がありますので、最低でもご自身が取り扱っているカテゴリーについては内容を把握しておくのがベターです。
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あまりにも種類が多いのでここで全てを書くことはできませんが、ぴーたろの経験上で日本製品でよく引っかかっている物をいくつか参考までに・・・
- セクシーなお姉さんのフィギュア・玩具
- 米国の非毒基準をクリアしない(していない可能性がある)インクや絵具類
- エアーガン関連の商材やその付属品 などなど・・・
詳細な内容は、セラセンにログインして「Restricted products」と検索すれば一発で確認ができます^^
Amazon輸出で出品可能であるが危険物として取り扱われる商品
一方、Amazonで出品ができるものの、Amazonのルール上は危険物として取り扱われる商品も存在します。
内容によっていくつかタイプが分かれますのでパターンを知っておきましょう^^
FBA納品の際に特殊な梱包が必要な商品
まず、きちんと梱包処理すれば問題なく販売OKな危険物です。
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これらの商品をFBA販売する場合は、納品の際にプチプチでくるんだり、ポリ袋に入れたりの対応が必要なケースが存在します。
FBAの荷受けをするアメリカ現地スタッフが怪我をしたり、商品をばらしたりしないように必要な仕組みですね。
これはFBA納品の手続き途中で表示がされますので忘れずに対応が必要です^^
(参考)
Amazon輸出 FBA販売のやり方・出品方法(納品手続)
なお、これらの梱包処理はAmazonに依頼できる場合もありますが、その場合も手数料が発生します。
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危険物としてFBA手数料が割高になる商品
2019年2月から特定の危険物は割高なFBA手数料を課されることになりました。
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ここで言う危険物とは以下に該当する物質が使われている商品が該当します。
- 可燃性製品(リチウムイオン電池を含む商品)
- 腐食性物質(エアロゾール物質を含む危険物)
- 人体に健康被害を与えるおそれのある物質
特にリチウムイオン電池関連商品は、該当するセラーもいらっしゃると思うので、FBAの利益計算の際には注意が必要です。
具体的なFBA手数料はこちらでまとめていますので、どのくらい手数料が変わるのかチェックしてみてください^^
(参考)
Amazon輸出のFBA手数料は一体いくら?最新情報と過去からの変遷
正確な商品表示が義務化されている危険物商品
最後に、現地法規に則って危険物として正確な情報開示が必要な商品があります。
こちらは先ほどの商品と違って追加手数料の発生はありませんが、正確な商品情報を表示しないと商品ページ自体が削除されてしまいます。
例えば、最近ではアメリカ向けAmazon輸出でも出品商品について米国カリフォルニア州のProposition65(Prop65)の規制対応が厳しく要求されるようになってきました。
(参考)
Amazon輸出 カリフォルニア州Proposition65(Prop65)の対応方法と注意点
Amazonのルール変更や規制強化には常にアンテナを張っておく必要がありますね^^
商品自体は危険物ではないが取り扱いが危険な商品
最後に、商品自体は危険物ではないものの、出品していること自体がリスキーな商品もあります。
Amazon輸出セラーであれば知っての通り、商標絡みの商品ですね。
年々国内メーカーも現地Amazonや現地代理店等と手を組んで商標管理に力を入れている印象にあります。
少し前までは版権などにセンシティブな大手メーカーだけ気を付けていればよかったのですが、最近は中小メーカーでも対応しているケースがあるので注意が必要です。
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ただ、トラブル(アカウント停止や訴訟問題等)になっているのは、問題が起こったときに適切に対応できていないセラーさんがほぼ100%という印象です。
(参考)
Amazon輸出の知的財産権・著作権・商標権の問題と対処方法
- そもそも危ない商材は取り扱いをしない
- 問題が起こったら速やかに対処&謝罪
ぴーたろの場合、現状は上記で最悪の事態は避けらています、
リスクは最低限に抑えながら輸出ビジネスをしていく必要があります。
危険物はきちんと事前調査をすること
以上、Amazon輸出の危険物商品の種類と必要な対応方法についてでした^^
Amazon輸出セラーとして販売を続けていくと、いつか必ず直面する内容になりますので、事前に全体像を理解しておくことをオススメします。
また、あくまで「危険物」への対応はAmazon輸出のビジネスリスクへの対応のひとつに過ぎませんのでその点も認識が必要です!
(参考)
Amazon輸出7つのビジネスリスクを事前に理解しておこう!
最後に、Amazon輸出ではAmazonの規約変更情報は必ずキャッチアップしておく力が求められます。
今後の規約変更などで危険物の考え方や対象範囲が広がったときは本記事に追記予定していきますので、いつでもご確認ください♪
ぴーたろ
それではー♪
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