ぴーたろです^^
今回はAmazon輸出のBeautyカテゴリーに特化して、カテゴリー承認を得る方法を解説していきます。
ライバルの少ないブルーオーシャンで販売を行うために、カテゴリー承認を得るのは非常に有効な戦略ですので、カテゴリー申請を検討されている方は是非参考にしてみてください^^
※販売実績が少ないセラーさんは、申請を行っても許可がおりないケースも多いです。最低でも10品程度は販売実績を作ってから申請を行ったほうがいいでしょう。
Beautyカテゴリーの特徴
Beautyカテゴリーのオススメ度(★5つが最大評価):★★★★★
Beautyカテゴリーは、日本でいう「美容」関連の商品が販売されているカテゴリーです。
このカテゴリーの最大の特徴は商材販売品目数も多いことですが、それに加えて比較的高額な商品が少ないカテゴリーですので、消費者もインターネットで商品を購入する敷居が低く、我々販売者の立場にたつと非常に魅力的な市場ということができます。
また、取り扱い商材にもよりますが、比較的軽量の商品も多いことから、無在庫セラーの威力が発揮されやすいカテゴリーとも言うことができます。
一方で、美容カテゴリーで販売する商品は、法律的な制約や通関の制約が多いことは注意が必要です。
特にFBA販売を検討されている方は、通関時に「化学物質等安全データシート」のMaterial Safety Data Sheet(通称:MSDS)の提出が求められることも多く、美容品の成分表を提出できなければFBA倉庫に荷物を届けることができないケースもあるため注意してください。
※MSDSは米国国内通関時に必要になる書類ですので、成分表はもちろん英文表記である必要があります。
特に人の肌に直接触れる商材であれば、アレルギーの問題などから取り返しのつかない訴訟事件となってしまう可能性もありますので、MSDSの提出時にはメーカーから直接成分表を取り寄せることをオススメします。
逆に海外販売を規制しているメーカーであれば、そのような協力は得られませんので、事前にメーカーから必要書類を取り寄せておく方が無難な販売方法でしょう。
Beautyカテゴリーで承認を得るための基準や条件
Beautyカテゴリーで承認を得るためには、以下の条件をクリアしておく必要があります。
※これらの条件をクリアしていない場合、申請が許可されることは100%ありませんのでご注意ください。
条件1:大口出品をしていること
Beautyカテゴリーで販売を行うには、大口出品をしている必要があります。
<参考>
Amazon輸出 大口出品(Professional)と小口出品(Individual)の違いとそれぞれのメリット
条件2:セラーパフォーマンス目標値をクリアしていること
Beautyカテゴリーで販売を行うには、Amazonの定める以下の3つのセラーパフォーマンスの目標値をクリアしておく必要があります。
●Order defect rate: < 1%
●Pre-fulfillment cancel rate: < 2.5%
●Late shipment rate: < 4%
上記指標は、ご自身のAccount Health画面で確認ができます。
日頃からAccount Healthを重視した販売に取り組めている方は問題なくクリアできている数値のはずです。
<参考>
Amazon輸出 アカウントヘルスを維持するための必須知識
条件3:新品商品の販売のみを行うこと
Beautyカテゴリーにおいては、特別なケースを除いて中古品の販売は認められていません。
そのため、販売予定の商品はすべて新品である必要があります。
条件4:販売商品はUPCコード等を持つ商品であること
Beautyカテゴリーにおいては、販売商品はすべて適正なUPCコード(日本で言うJANコード。要はバーコードです。)などを持つ必要があります。
条件4:販売予定商品のInvoice(請求書)をAmazonに提示すること
Beautyカテゴリーで販売を予定している商品につき、過去90日以内の有効なInvoice(請求書)を3部、Amazonに提出する必要があります。
3部のInvoiceが用意できない場合は、Amazonから個別に求められる追加提出書類を用意する必要があります。
※1 このInvoiceですが、最近はAmazon側の審査も厳しいものとなっており、例えば薬局で買ったようなレシートを提出しても承認が却下されるケースが増えています。
できれば問屋経由で購入した商品の請求書(問屋取引であれば先方から請求書が発行されるはずです)を用意することをオススメします。
※2 Amazon Brand Registry(ご自身がメーカーであったり、ブランドオーナーである場合に利用できるブランド登録のサービス)を利用する方は、上記3部のInvoiceに代えて、1部のInvoiceと1部の安全合意書類を提出することで承認を進めることができます。
Beautyカテゴリーの承認を得る具体的なステップ
上記のカテゴリー承認のための4条件がクリアできる準備が整ったら、早速カテゴリー承認を得るためのステップを見ていきましょう♪
ステップ1:カテゴリー申請を開始する
まずはカテゴリー申請ページを開いて、今回申請をする「Beauty」のカテゴリーのボタンをクリックしてください。
すると、先ほど述べたカテゴリー承認を得るための条件が書かれたページに飛ぶので、画面上部の「Requst Approval」をクリックします。
ステップ2:Beautyカテゴリー申請のための問題に回答する
すると早速、カテゴリー申請画面にたどり着きます。
まずは、Beautyカテゴリーで販売を行うセラーが、このカテゴリーで販売を行うためのカテゴリーのルール等を理解しているかを問う問題が出題されます。
※ここでは問題例の答えを載せていますが、問題は申請状況により変更されるケースもありますので、よく考えて回答をしてください。
内容的には簡単なものですので、特に難しく考えなくてOKです(ひっかけ問題はありません) 笑
問題1の答え
問題2の答え
問題3の答え
問題4の答え
問題に解答できたら、画面下の「Continue」で次に進みます。
ステップ3:BEAUTYカテゴリー申請のためのアンケートに回答する
続いて、ご自身が販売する商品のアンケートに回答をしていきましょう。
アンケート1 ※ここは必ずNewを選んでくださいね!
アンケート2 ※ここはご自身の販売予定に合わせてください!
アンケート3 ※ここはAmazon Brand Registryを使わない限り一番上を選んでくださいね!
アンケートに解答できたら、画面下の「Continue」で次に進みます。
ステップ4:必要書類の提出
次に、カテゴリー申請の条件であった3部のInvoiceを提出します。
画面一番上の「3 Invoices」をクリックして、Invoiceの条件を確認したら「I Agree」ボタンを押してください。
すると、ファイルのアップロードボタンが出現するので、Invoiceをアップロードしましょう。
※ここで記載されているInvoiceの条件は5つです。
●記載日付以後に発行されたInvoiceであること
●発行元の名称、住所、電話番号、メールアドレス(もしくはWebサイトのアドレス)が記載されていること
●Invoiceには事業者(自分)の名称が書かれていること(自分の名前や会社名、Amazonのストア名等)
●事業者の事業情報(名称、住所、電話番号、メールアドレス、Webサイト等)が記載されていること
●価格情報は伏せること(任意対応でOKです。Amazonに仕入れ情報を知られたくない場合は適宜消してください。ちなみにぴーたろは必ず消してます。)
Invoiceがアップロードできたら、画面下の「Continue」で次に進みます。
STEP5:カテゴリー申請を提出する
最後に、カテゴリー申請を提出するにあたって、連絡先情報や会社情報を入力します。
EmailはAmazon輸出に使っているメールアドレスを入力してください。
ぴーたろはこれまで、カテゴリー申請を100%通過させてきましたが、個人的にこの「Company description(会社説明)」の入力が結構重要なのではないかと考えています。
ここは、唯一セラー側が積極的にAmazonに文章を届けることができる項目ですので、絶対に空欄にせずに記載をした方がいいです。
Amazonのカテゴリー審査は、悪質なセラーが多いためか年々厳しくなっています。
その中で、一発で審査を通すために「どのような商品を販売したいのか」「これまでの販売実績はどのようなものなのか」等の情報を書くようにしてください。
ぴーたろはダメ押しで、ネットショップを作成し、URLをAmazon記載することで実際に販売実績があることもアピールしています。
このテクニックはこちらの記事で紹介をしていますので、参考にしてみてください。
<参考>
Amazon輸出 販売カテゴリーの申請方法と承認をとるためのテクニック
記入が完了したら画面下の「Submit Approval」を押して提出をして申請完了です!
24時間以内にAmazonから申請結果についての連絡が来るので、あとは承認がおりることをお祈りしておけば100点満点です!笑
まとめ
以上、Amazon輸出のBeautyカテゴリーの申請方法と、承認を取るためのテクニックでした!
特に最後のネットショップの作成は、慣れてしまえば10分程度でショップが作れちゃいますので、簡単ですが非常に有効なテクニックになります♪
<参考>
Amazon輸出 販売カテゴリーの申請方法と承認をとるためのテクニック
是非参考にしてみて下さい。
それではー♪
ぴーたろさんこんにちは!Amazon.comに提出する請求書は日本語で問題ないのでしょうか?
こんにちは^^
提出するInvoiceについては、ちょうど先月あたりからAmazonのチェックが厳しくなってきており、場合によっては英文の請求書を求められることもあります。
この場合、仕入元に正規の英語の請求書を作ってもらうという協力が必要になりますので、かなりハードルが上がりますよね。
ちなみに、カテゴリー申請ではなくてASINごとの許可申請になると、最近はほぼ100%英文の請求書が求められるようになっている印象です。
8月の成果報告でそのことを書いています。
ぴーたろがカテゴリー申請を取ったときにInvoiceは日本語のもので通りましたが、Amazonは日々ルールを改善していますので、状況が変わることは大いにあると思います!
はじめまして。いつも貴重な情報をありがとうございます。
質問させていただきたいのですが、ぴーたろさんはBeautyカテゴリーのFBA販売をされていらっしゃいますか?
通関時に必要になる可能性のあるMSDSなども、すべて事前に入手されてから販売されているのでしょうか?
私は以前からBeautyカテゴリーの商品を販売したいと思っているのですが、リスクを考えるとなかなか手を出せずにいます。
チビ太さん
はじめまして^^
MSDSは、商品によりますが可能な限り事前入手をしておくほうが無難かと思います。
EMSのような簡易通関でどんどん通関させているセラーさんも多いですが、ご自身が使われている国際輸送業者にも事前に確認して、必要書類等をそろえておいたほうが、後々大きな問題にならないと思いますよ^^
はじめまして。
他のブログと違うぴーたろさんの情報を、いつも楽しく読ませていただいてます!
昨年アカウント停止になり、新しく作成したアカウントでBeautyとHealthのカテゴリー申請しようと思ったところ、申請画面が変更されていました。
下記のように表示されているのですが、これは何を提出すればよいのかわかれば教えていただけますか?
FDA登録するのが一番手っ取り早いのかなと思いますが・・・。
Select one of the document types below:
・ Upload FDA Registration (screenshot from FDA website)
・Good Manufacturing Practices (GMP) certificate
・Certificate of Analysis (COA)
・510(K) Premarket Notification
mamehanaさん
はじめまして^^
つたない趣味ブログですが遊びに来て頂きありがとうござます♪
申請をしている商品によりけりではありますが、ご認識の通りFDA登録の書類が最も用意しやすいと思います。
そもそも米国FDAで登録されていない商材であれば難しいですが、登録済みであれば該当の情報を仕入先から入手できればそちらを利用してください。
ご自身でFDA登録をする場合は、Amazon輸出 FBA納品代行業者はTNK Logisticsがオススメで紹介しているTNKに登録すれば、そちらでFDA登録に関する相談も乗ってもらえたと思いますので活用してみてください^^
はじめまして。
私は先月からアマゾン輸出を始めたものです。初回の荷物をやっとこ代行会社へ送りました。結果がどうなるか、いまから心臓ドキドキです。いきなりアカウント停止になる悪夢を見てうなされています。
なんとか、おもちゃのカテゴリー申請を突破したい!バンプレストのフィギュアと、ベイブレード売りたいです!カテゴリー申請も厳しいですが、ブランド申請のほうも厳しすぎます。ブランド申請の関係で、出せないものをミスして買い込んでしまいました!今から後始末で頭が痛いです。
ぴーたろさんはamazon.comのブランド申請を通したことはありますか?通したことがあるなら、どうやって?
いろんなサイトを巡ったのですが、ネットでもない、小売りをしていない卸売の請求書が必要だとか、いや、小売をしていても大丈夫だとか、ネットでも大丈夫だとか、英語の請求書が必要だとか、情報が錯綜しすぎていて、ワケが分からなくなって疲れ果ててしまいました。本当のところはどうなっているのか、ぴーたろさんはどの段階でカテゴリー申請やブランド申請を通せるようになったのか、ぜひ教えてください!
超剛拳mさん
はじめまして^^
初めての納品ですが、自分もそうでしたが最初はドキドキですよね。
Toy&Gamesのカテゴリーに規制がかかるのは、クリスマス前後のホリデーシーズンだけですよー^^
ブランド申請については、こちらの記事で紹介をしていますが、商標の取得が必要になりますのでさらにハードルが高いものです。
Amazon輸出で自社ブランドを公式に登録する方法~Amazon Brand Registry~
この関係で出品できないとは、商標絡みの問題ですかね?同じミスが起こらないように、こちらの記事も参考にして頂くのがいいと思います。
Amazon輸出の知的財産権・著作権・商標権の問題と対処方法
カテゴリー申請については、最低限ある程度の販売実績がないと通過が難しいのは事実です。ぴーたろもAmazon輸出をスタートして5カ月程度のタイミングで通過させたと思いますが、申請は無料ですので自分の納得のいくタイミングでトライしてみてください♪
ありがとうございます。セミナーとかにも通わず「ええいっ」とばかりにビジネスを開始してしまい、家族も「また怪しげなことやってる」ぐらいにしか思ってくれず、孤独でした。だれかに話を聞いてもらいたかったので、少し楽になりました。
そうですか、カテゴリー申請は半年後でもなんとかなるんですね。それまではoffice productや、出せるtoy中心にして、なんとか収支をプラスに持っていくことにします。がんばるぞ。
超剛拳mさん
個人輸出は全うなビジネスですし、ご家族など周りの理解を得られると良いですね!
仲間や応援してくれる人がいる環境で取り組むとモチベーションや成果も違ったものになると思いますので^^
まずは販売になれて、焦らずに実績を積み重ねてみてください♪
ビューティーの承認ではないのですがすみません。。
その他の殺虫剤および殺虫器商品について質問です。
最近立て続けに殺虫剤関連で、カテゴリー申請が必要とのことで商品のステータスが停止中になってしまいます。
殺虫剤カテゴリーは米国居住が必須要件のため、そのカテゴリーに該当しないようなページを作りたいと思っています。
キッチン用品を自社商品を出品しようとしたところ引っかかりました。
アマゾンに問い合わせをしたところ、商品説明などに何かあるのではないかというような漠然とした回答しか得られませんでした。
何か対策等はありますか。。?
ちなみにシリコンの製品と陶器です。
YNさん
こんにちは。
EPA絡みの商品はAmazonが過去に米国政府に課徴金をとられていることもあって、厳密に取り締まりをしています。
対象商品はカテゴリーだけでなく、商品ページの文言でもチェックしていると思いますね!
該当の商品が殺虫剤でなくAmazonの勘違いならばAmazon側に交渉するしかないです。今一度商品ページの文言に怪しいものがないか確認してみてください。
殺虫剤に関連する商品で別カテゴリーでの出品をしたいというのであれば、ページ削除は遅かれ早かれ時間の問題なのでオススメしません。
大量に販売可能な商品であれば、現地の米国セラーと組んで販売するという手も考えてみてもいいと思います^^