ぴーたろです^^
今回はAmazon輸出の販売スタイルのうち、無在庫販売等の利益計算方法について解説します。
ぴーたろ
物販ビジネスであるAmazon輸出では、自分がどれだけ儲かっているのか誰も教えてくれません。
ぴーたろ
そのため、正確な利益計算ができることもひとつの重要なビジネススキルになります。
また、利益計算の方法を正確に把握することは、事前に商品が儲かるのか儲からないのかの判断をする上でも重要です。
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実際に儲かる商品の見つけ方は、リサーチのテクニックで説明しています。
ただし、こちらも利益計算が自分でできる前提の内容です。
(参考)
Amazon輸出でリサーチツールは本当に必要なの?売れる商品の見つけ方
実際にAmazon輸出をスタートさせていない人でも分かるように詳細に書いておきますので、参考にしてみてください^^
もくじ
FBM販売の利益計算が前提
たまに混乱される方が多いので念のため前提をおさらい。
ここで解説しているのはFBM販売の利益計算方法です。
Amazon輸出では、お客さんから受けた注文を日本からひとつずつ自分で出荷するFBM販売と、まとめて海外倉庫に送ってAmazonに出荷を委託するFBA販売があります。
(参考)
Amazon輸出の「無在庫販売」と「FBA販売」は結局どっちがオススメなのか?
このうち、FBM販売については、在庫を持たない無在庫販売と、在庫を持って自分で出荷する有在庫自社出荷販売に分かれます。
全体像を書くと、以下のイメージ。
- 無在庫販売(FBM販売)
- 有在庫自社出荷販売(FBM販売)
- FBA販売(FBA販売)
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FBM販売の利益計算は、FBA販売に比べて簡単です。
それでは、実際の計算方法を見てみましょう^^
無在庫販売の利益計算式
結論からお伝えすると、基本的な計算式は以下の通りです。
構成要素が多いので少し複雑に感じるかもしれませんが、比較的シンプルです。
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それでは、それぞれの要素を確認しておきましょう!
売価
売価は、実際に売上があがった時の販売価格です。
セラーセントラルの売上の情報や、通知設定をしている場合はAmazonから届く売上通知のメールでも金額が確認できます。
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原価
原価は、販売した商品の仕入原価です。
当然ながら、仕入時に送料がかかっていれば、それも仕入原価に含めます。
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無在庫セラーであれば、売上があがった後の仕入れで発生します。
有在庫自社出荷セラーであれば、事前に商品をまとめて仕入れるに発生します。
仕入100個、売上80個であれば、80個分の仕入代金だけが原価になります。
カテゴリー手数料
カテゴリー手数料は、販売した商品が属するカテゴリーによって違いがあります。
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国際送料
次は国際送料です。
FBMの場合、実際に海外のお客さんに荷物を送る方法はいくつかありますが、自分の発送方法に応じた金額となります。
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どのような発送方法をとるかによって大きく異なるため、実際にかかった送料を忘れずに記録しておきましょう。
為替手数料
次に避けられないのが為替手数料です。
Amazon輸出に利用している海外口座がPayoneerかWorldFirstかで異なりますが、初心者セラーさんであれば円転する金額の通常2%になります。
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(参考)
Amazon輸出Payoneerの為替手数料を1%以上安くするキャンペーン
諸経費
次は、ご自身のビジネスでかかっている諸経費になります。
ここで言う諸経費は、固定的に発生するものではなく売上に応じて発生する費用を指します。
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例えば、FBMセラーであれば、段ボールやOPP袋等の梱包資材などが該当します。
ぴーたろのように外注スタッフを活用している場合は、出荷当たりの外注費用もここに含まれます。
小口販売セラーさんであれば、注文ごと発生する$0.99の販売手数料も含まれます。
(参考)
Amazon輸出 大口出品と小口出品の違いと設定の変更方法
固定費
最後が固定費になります。
先ほどの諸経費と違うのは、売上の多寡にかかわらず必ず発生する費用のようなものです。
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ご自身のビジネスで発生している固定費をきちんと洗い出してみてください!
例えば、以下のような固定費が考えられます。
- ツール代
- 大口販売の販売手数料($39.99)
- 人件費 etc.
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Amazon輸出の利益計算の間違いやすい注意点
以上がFBM販売の利益計算の構成要素です。
最後に、利益計算で間違えやすいポイントもまとめておきます。
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販売価格は外貨であるため、最終的に利益確定するのは円転時
まず見落としてはいけないのは、上記計算式の売価は「外貨建て」である点です。
外貨である以上、為替変動のリスクは負った状態で販売を行っていることを忘れてはなりません。
(参考)
Amazon輸出の為替リスクに注意!為替差損益の正しい考え方
販売時点では1ドル=120円で利益が出ていた商品も、その後円転をする際に1ドル=100円のように円高になってしまうと、大赤字になり得ます。
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仕入価格には消費税が含まれている点
Amazon輸出やeBay輸出を行う場合、仕入代金にかかる消費税は還付を受けることもできます。
消費税の還付を受けられる場合、この仕入価格に含まれる消費税部分は除いて利益計算をしてOKです。
逆に還付を受ける予定のない方は、消費税部分も含めて仕入価格を把握する必要があります。
Amazon輸出の消費税の還付の仕組みについては、以下の記事を参考にしてみてください。
Amazon輸出と税金~消費税入門講座~
為替手数料がかかる金額を勘違いしやすい点
最後に盲点になるのが、為替手数料の計算方法です。
Amazon輸出の売上が日本の私たちの手元にやってくるまでには以下の流れがあります。
この流れの中で、実際に為替手数料が発生するのはSTEP4の円転タイミングです。
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ここを、あやふやに考えないようにしてください!
などとしてしまうと、為替手数料がもっと発生しているのにその事実に気付かず、実際には赤字の販売をしているのにそれに気づかない事態になりかねませんので注意が必要です。
Amazon輸出の利益計算は重要なビジネススキル!
以上、Amazon輸出FBM販売の利益計算方法でした!
ひとくちに利益計算といっても、正確に理解をしていなければ大きく誤った判断をしてしまう恐れがあります。
ぴーたろ
冒頭にも述べましたが、商品をみて利益がある程度把握できるようになることは、商品選定の作業効率をあげるためにも必須の能力になりますので是非マスターするようにしてみてくださいね。
FBA販売を検討されている方は、FBAの利益計算方法についてはこちらで解説しています。
Amazon輸出の利益計算方法(FBA販売)
それではー^^
ぴーたろさん、初めまして。
この記事とても分かりやすいです。
私、どうにも利益の出し方等計算事に弱くて…(それなのにAmazon輸出を始めてしまったというツワモノ)
この記事を参考に販売価格等もう一度よく考えます。
ありがとうございました!
ぷくたろさん^^
はじめまして!
利益計算は、慣れるまでは確かに難しいですよね^^;
実際に間違った計算をしているセラーさんも多く、値付けがおかしくなってるケースもあるので、本当に注意したいところです。
最初は誰でも通る道なので、頑張ってみてください!
またいつでも遊びに来て下さいねー♪