ぴーたろです^^
今回は、Amazon輸出での複数アカウント(別名:セカンドアカウント 販売アカウントを2つ以上持つこと)を実践する具体的な方法を解説します。
くどいようですが、この方法はAmazonの規約に反したものです。
ぴーたろ
とはいえ、実録!Amazon輸出でアカウント停止を受けた時の対処方法でも書いたようにAmazonでの販売はアカウント停止のリスクも存在するため、そのリスクに対処する方法としては非常に有効な手段でしょう。
ぴーたろ自身もこの方法はオススメをしていませんが、非常に多くご質問を頂くため今回内容をまとめておきます!
・・・・・
・・・
・・
・
ぴーたろ
それでは今回は、前回の記事で記載をした、複数アカウント運用のための9項目についての詳細をご説明していきます。
この方法を取られる方も、それなりの事情があってAmazon輸出に本気で取り組まれている方ばかりかと思いますので、ぴーたろもいつも通り本気で書かせていただきます(‘◇’)ゞ
別アカウントの運用はリスクとリターンを考えて実践してみてください^^
もくじ
登録氏名・登録住所・携帯番号・クレジットカード名義を分ける
まずは誰もが思いつくポイントと思いますが、Amazon輸出に登録をされる際の登録氏名や登録住所については、必ず既存アカウントと別のものを用意します。
Amazonへのアカウントの登録(アカウントの作成)方法を忘れた方は、こちらをご参考ください(懐かしい記事だ・・・w)。
(参考)
Amazon輸出の始め方 米国Amazonにアカウントを作成する方法
ぴーたろ
もちろん、家族であっても別の人間のであるため問題はありません。
ただ、Amazonからのアカウントの紐づけを受けるリスクを少しでも減らしたい方は、別性の方の名前を使わせてもらうのがいいでしょう。
なお、後述しますが、ここで登録をする登録氏名で、海外口座やクレジットカードも別途用意する必要があります。
ぴーたろ
また合わせて、Amazonへの登録の際に利用するクレジットカードの名義も、既存アカウントとは分けてください。
ぴーたろ
ぴーたろの経験上、Amazonの登録住所に何かしらの荷物が届くことはありませんが、もし何かが届いた時などの念のために、名前をお借りした方の住む住所を登録しておくほうが無難でしょう。
最後に、電話番号についても、アカウント登録の際に本人確認のコードを受け取る必要があるため、架空の番号などの登録はもちろんできません。
名義を借りた方のものを使わせてもらうしかありません。
使用するメールアドレスを分ける
Amazonのアカウント登録の際に利用するメールアドレスも、もちろん既存アカウントとは別のものに設定してください。
今はGmailやYahooメールなどのフリーメールが多数存在していますので、メールアドレスを分けること自体はハードルが低いのですが、ここで1点注意を。
念には念を入れて、このフリーメールドレスを作成するときの登録氏名なども、前述の名義借りをした方のお名前を使いましょうね^^
今はメールアドレスを入れると自動で登録氏名が表示されることも多いので、そこまで徹底して作成をしてください。
使用する海外銀行口座を分ける
Amazonの売上の受け取りに利用する海外銀行口座も、既存アカウントとは別のものを用意する必要があります。
これも、アカウント登録の際に利用した名義と同一である必要がありますので、お名前をお借りした方の名義で海外の銀行口座を作成する必要があります。
海外口座の開設については、当サイト経由であればキャッシュバック制度がありますので、うまく活用してくださいね。
●Payoneer
Payoneerの手数料と口座開設方法(キャッシュバックキャンペーン)
●WorldFirst
World Firstの手数料と口座開設方法(手数料割引キャンペーン)
<参考>
WorldFirstとPayoneerの最新徹底比較!結局どっちがお得!?
使用するIPアドレスを分ける
複数アカウントのハードルを高くしているものの一番の障壁がこのIPアドレスです。
これについては、Amazon側もアカウントの紐づけに100%利用をしていると考えられていますので、絶対に分離をするようにしてください。
IPアドレスとは、インターネットに接続をした通信機器(パソコンや携帯、タブレット等)1台ごとに割り振られた識別番号のことです。
詳細な情報はネットで検索をすればいくらでも見つかるので説明は省きますが、本気でIPアドレスを分離しにかかるのであれば、「別回線」×「別PC」が無難な対応となります。
- 既存PCとは別のPC
- 既存ネット回線とは別のネット回線
上記のそれぞれを用意する必要ができるため、それなりのコストが発生します。
ぴーたろ
そのため、本気で複数アカウントを狙う方は、専用のPCと専用の回線を用意しましょう。
専用PCといっても、コストを抑えたければ中古PCでも問題ないかと思いますし、専用回線についても、すでにご自宅に回線が入っている場合は、ポケットWiFiを一台契約すれば済む話です。
なお、ポケットWiFiはAmazon輸出用に利用するためだけであれば、そこまで多くの通信容量は必要ありません。
各WiFi業者の熾烈な価格競争をしていますので、非常に安くポケットWiFiを手に入れることができます。
このポイントについては、グローバルIPアドレス固定というテクニカルな内容を理解する必要がありますので、興味がある人はこちらも参考にしてみてください!
(参考)Amazon輸出 複数アカウントの固定IPアドレスを使えるポケットWiFi
FBAの発送元住所を分ける
次は以外と盲点になりやすい、FBA住所についてです。
Amazon輸出でFBA販売に取り組まれる方はご存知かと思いますが、FBA Shipmentを作成する際に、出荷元住所を入力します。
<参考>
Amazon輸出 FBAの出品について(②納品方法)
この住所について、もし可能であれば、既存アカウントと別の住所を利用したほうが無難でしょう。
Amazon輸出にはたくさんのFBA納品代行業者がありますので、発送元住所が同じであっても全くの別セラーというケースも大いに考えられます。
そのため、Amazon側も、発送元住所だけをキーに、アカウントの紐づけ作業を行ってくるとは考えにくいですが、もし住所を分けることができる状況であれば、ここの住所も別のものを利用しておくほうが無難です。
とりあえず、怪しまれるポイントを少しでもなくしていくという姿勢で行きましょう!!!
インボイス住所などを分ける
こちらもFBA納品時のお話ですが、インボイス記載の住所も、先ほどのFBAの発送元住所に合わせて別住所で記載をしておくほうが無難です。
<参考>
Amazon輸出 FBAの出品について(③インボイスの作成)
欲を言えば、インボイスの形式(フォーマット)自体も、別アカウント用に仕様を変えたものを利用したほうが無難かと思います。
インボイスは通常通関時に使用されるものですが、Amazon側に用紙が入ったまま届くケースも考えられます。
冒頭でも述べたように、最悪のケースに備えて、準備できることろは必ず事前に準備をしておくほうがいいです。
取り扱い商品をある程度分散させる
これは重要なポイントなのですが、取り扱い商品を既存アカウントとまったく同じにするようなことはしないようにしましょう。
すでに取り扱いのある商品を、セカンドアカウントでどんどん販売していきたい気持ちは分かりますが、既存アカウントのInventory Reportをそのままダウンロードして、新しいアカウントにアップロードするようなことは、アカウントの紐づけを自らお願いしているようなものです。
複数アカウントのメリットは同一商品を複数アカウントで販売することでしたが、欲を出してすべて同じ商品を出品しているとAmazon側から何かを察知される可能性は大です。
これについては、過去にアカウント停止を受けた人が、新しいアカウントを作ったときに犯してしまいがちなミスなのですが、どのような状況であっても、アカウントごとの出品商品はそれなりに分散をさせて、別セラーを自然に装うことが重要かと思います。
SKUの付け方を分ける
これも、うっかりミスをしてしまいがちなのですが、新アカウントのSKUの付け方は、既存アカウントとまったく同じにするべきではありません。
SKUはセラーが商品を管理するための内部的な情報になりますが、Amazon様には丸見えの情報でもありますので、これが全く同じルールで付番されていると、不自然な状態に見えます。
もちろん、先ほどの発送元住所を分ける話と同様、これだけでアカウントの紐づけが行われることはないと思われますが、その他の要因で重複アカウントが疑われた際に、最後の決定打に使われないように、そこまで留意をするようにしてください。
メールの文章(テンプレート)を分ける
SKUの話でピンと来た人もいるかと思いますが、同じ観点から、メールの文章も注意をしたいポイントになります。
メールも、通常で考えればお客さんと我々だけのやり取りなのですが、Amazon側はいつでもその内容を確認することができます。
(というか、むしろ普段から見られていると思ったほうがいいです。)
そのため、メールでテンプレートを使っている方などは、少しでもテンプレートの内容を変えるようにしてください。
いつでも使われている文章が同じなんてことは、通常は考えられません。
さらに言えば、Amazonに連絡をするときは特に注意が必要ですね^^
ぴーたろもAmazonさんとは2日に1回は文通をしている身ですが、みさなんはいかがでしょうか?
履歴が残るものは、Amazon側はいくらでも遡って調べてきます^^
そのことを肝に銘じてセカンドアカウントを運用してくださいね。
おわりに
以上、Amazon輸出で複数アカウントを保有する具体的な9つの方法でした!
いかがでしたでしょうか?
なかなか面倒くさいですが、もしこれを読んでも複数アカウントの運用を頑張ろうと思えた方は、自分の身はきちんと自分で守ってアカウントを守ってください!
(逆に本気で複数アカウントを狙われる方は、このくらいのことはやりきって当然と思います^^)
言い換えてしまえば、複数アカウントはいつでも始めることができますので、気になった程度の方は、焦らずに頭の片隅に置いておいて、いつかこの記事に戻ってきていただければいいかと思います^^
なお、Amazon輸出アカウントは新規に作る以外にも、アカウント自体を購入するという方法もあります。この方法はこちらにまとめています^^
(参考)Amazon輸出をやめる前に!アカウント譲渡で売るのがオススメ!
また、セカンドアカウントを作っている余裕があれば、販路を拡大してみるというのも一つの考え方です。
Amazon輸出だけでも、カナダ・欧州・中国等様々な国で輸出が可能ですので、一度検討をしてみることもおすすめします^^
>>Amazon輸出カナダ市場への進出方法と注意点
>>Amazon輸出欧州市場への進出方法と注意点
>>Amazon輸出中国市場への進出方法と注意点
>>Lazada輸出の始め方 東南アジア市場に出店する方法
それではー♪
ぴーたろ様
こんにちは、安藤と申します。
複数アカウント作成についてぴーたろ様の記事を読ませていただき、大変参考になりました。
ただ、1点だけ気になったことがございますので質問をさせていただけますでしょうか?
他のWiFiもそうであろうと思いますが、Yahoo WiFiはIPが固定ではなく、再起動をするたびに別のIPが振られる仕組みになっております。
もしYahoo WiFiを使ってアカウント停止になった人がいて、一回でもその人に割り当てられたことがあるIPを自分が使ってしまったら関連アカウントとして停止措置を被るのでしょうか?
もしそうであれば、これを回避するため、再起動をしないなどの対処をする必要があるのでしょうか?
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
安藤さん
こんにちは^^
確かにポケットWifiはIPの割り当て変更がありますが、フレッシュなIP(使いまわしではない)ものが割り当てられるケースも多いです。
(ここは通信会社によってまちまちかと思いますので、契約前にご自身で直接問い合わせてみてください!)
通信制限がない契約であればつけっぱなしもOKかと思いますが、実際はそうでない方も多いと思いますので、ご記載の通りIPアドレスの取り扱いについては事前確認しておくほうがベターですね^^
ぴーたろ様
ご返信ありがとうございます!!
なるほどフレッシュなIPが割り当てられるということもあるんですね。少し安心しました。
各社の状況を調べてみて心配なさそうなものを選びたいと思います。
大変貴重なアドバイスをありがとうございました!!
安藤
安藤さん
セカンドアカウントは実行されるのであれば慎重に取り組んだほうがいいので、自分で問題がないことを確認してから行うようにしてくださいませ^^
またいつでも遊びに来てください♪では。
ぴーたろ様
いつもブログにて勉強させて頂いておりますケンと申します。
よろしくお願いします。
複数アカウントの件で気になることがありましてご質問させて頂きます。
妻名義でもう一つアカウントの作成を検討していますが、
ペイオニア、アマゾンアカウントの住所を妻の実家で作る予定にしています。
ぴーたろ様のブログで2018年からは運転免許証が必要書類とのことですが、
運転免許証も実家の住所と一致いていなければ審査通過が厳しいでしょうか?
ご教授お願いします。
ケンさん
こんにちは^^
新規アカウントの本人確認は厳しくなってきているので注意が必要です。
先日アカウント開設をお手伝いした方はパスポートを使われていましたが、番号を手入力する形で、別途住所の入力も必要でした!
(Amazonが求めてくる情報は私がAmazon輸出を始めたころからどんどん変化してきています。)
その住所情報をご実家の住所にしてAmazon側が照合までしているかは何とも言えませんが、またアカウント開設をお手伝いする際に確認しておきますね!
もしよろしければ、結果教えて頂けると嬉しいです^^
ぴーたろ様
ご教授ありがとうございます。
今すぐにというわけではありませんが、取り組んだ際には結果を報告させて頂きます。
これからもよろしくお願いします。
ケンさん
ありがとうございます^^
こちらこそ、よろしくお願い致します♪
コメント失礼します。
すでに一つアカウントがある状態です。
リスクヘッジのためにいくつかパターンを考えています。
一旦は他人にお願いせず、自分でできるかもしれないというケースです。
①法人で登録
日本では法人、個人それぞれOKなので、トライしやすいかなと思いました。
アメリカも同じだと思います。
ただし、電話番号は違うものを用意する予定ですが、マイクロ法人のため登記上住所は同じになります。
個人では「〇〇区」と登録、
法人では「〇〇」と少し住所を変更しようかなと思っています。
②個人名は同じだがそれ以外を微妙に変える。
例えば、住所の書き方を部屋番号を抜かすなどです。
1つ目のアカウント作成を免許証でやっており、パスポートを使えば手書きの住所で調整が可能かなと思ったからです。
名前は同じとしている理由としては、スズキタロウという名前が本名だとした場合、
無数にいるだろう笑という考えです。
そうすることで、1つ目のアカウントと名前(生年月日は入力箇所ではなく、写真として)は一緒だが、身分証明書自体の住所は変更できるかなと思いました。
①はいけるのかもしれませんが、ネット上ではあまり法人で登録までしている方の記事を見かけないので、もし登録できても後で個人側と紐付けられても困るかなと思いました。
②は実験するには、結構リスク高めな手法かもしれませんが・・・
システム的に名前被りなだけなら行けなくもないのではと思っていたりします。
ぴーたろさん、上記2択の場合、実施検討されますか?
もしくは似たようなケースを聞いたことありますか?
TKさん
こんにちは^^
①法人・個人は別なので問題なく別アカウント運用可能です。そこは同一住所でも問題ないですが、念のため記載のとおり別表記が可能な範囲で対応しておいて損はないと思います。
なお、販売にあたってはIPはきちんと分けておくことをオススメします。
今後Amazonの規約が変わらない限りは問題ないです。
②この方法はリスクあります。規約上もアウトなので、オススメは一切しません。
②をするくらいであれば、少し無理してでも別住所のご家族・ご親戚等に事情説明してアカウントを作成するのが無難ですね^^;
セカンドアカウント運用は良いことばかりではなく、リスクも伴います。
無在庫セラーさんであれば4個も5個も運用している方も普通にいますが、それ相応の作業負担もある点は認識しておきましょう。
よく検討をして判断してみてください^^
コメント失礼します。
私は国内新品販売(アマゾン)と並行して中国輸入も初めてまして、現在はメルカリ、ヤフオクで販売しています。
やはり主戦場はアマゾンかなと思い、先日妻の名義で二つ目のアカウントを作りました。カスタマーサポートに相談して、「国内新品販売とは分けて、輸入品販売専用で作りたい。」と言う内容で申請が許可された次第です。
但、アカウント作成後にカスタマーサポートには、「アカウントのログインする際は、それぞれ申請したスマホ、パソコンでログインしないと同一人物による複数アカウントと見なされて、アカウントが停止になる恐れがあります。」と言われています。。。
「機種を分けないと、アカウントが止まらないと言う保証は無い。」と言う事らしいです。
はっきりとは断言出来ないようなニュアンスでしたが、、、
夫婦で共働きなので、毎回妻のスマホを借りて、ログイン、操作と言うのは中々難しいです。。。
夫婦で2アカウントにした場合は、どのように運用していけば良いでしょうか?
宜しくお願いします。
FASTESTさん
こんにちは^^
アカウントは紐づけで停止になるケースは非常に多いため、Amazonからも言われている通りデバイスは(無用なトラブルを防止する意味ではネット回線も)分けて運用する方が間違いなく無難です。
※国内のAmazonの話のようですが、私は海外のみ販売していますので海外Amazonの知見で回答となります。
アカウントは止まった後ではAmazonの対応も非常に雑だったりするので、個人的には本格的に取り組むのであれば上記の対応を取っていただく方が精神衛生上も良いと思いますよー^^