ぴーたろです^^
Amazon輸出ビジネスでは、様々な費用が発生します。
その中でも、事前に知っておきたい費用の代表が「関税」ですよね!
(参考)
Amazon輸出ビジネスでかかる費用・経費・手数料のまとめ
ぴーたろ
「Amazon輸出で関税の支払いは発生するのでしょうか?また金額はどのくらいですか?」という質問を受けることが多々ありますので、今回はAmazon輸出と関税の関係について触れておこうと思います。
ぴーたろの実体験を踏まえた内容を書いておきますので、Amazon輸出の関税が気になっている方は参考にしてみて下さい^^
無在庫販売の場合の関税
無在庫販売(有在庫自社出荷を含む)の販売形態をとっている場合、結論から言うと関税が発生する可能性は極めて低いです。
無在庫販売の場合、海外のお客様に直接荷物を発送することになりますが、この場合AmazonのBtoCもしくはCtoCという特性を踏まえれば、お客様は一般の最終消費者になるケースが殆ど。
つまり、お客様は通常商品を1点、多くても数点程度しか購入しません。
(皆さんもAmazonで買い物をするときに100個とか1000個とか注文しませんよね 笑)
つまり、通関対象となる商品は以下のような特徴を持ちます。
- 通関する価格が低い
- 個人使用を目的とした輸入
このような商品には、通関実務上1つ1つに関税を課税するケースは少ないです。
ぴーたろ自身、無在庫販売分の売上について、これまで関税が発生したケースはありません。
ぴーたろ
FBA販売の場合の関税
一方、FBA販売の場合はどうでしょうか?
FBA販売の場合は、無在庫販売の出荷とは異なり、大きな段ボールに大量の荷物をつめてFBA倉庫に荷物を発送します。
結論を言うと、これらFBA販売においては関税が発生するケースがあります。
FBA販売の場合、通関対象となる商品は以下のような特徴を持ちます。
- 通関する価格が高い
- 現地販売用の商用目的の通関として取り扱われる
この関税ですが、だれがどのように金額を決定するのでしょうか?
その答えとしては、米国の税関が、われわれの荷物のインボイスの価格や商品の種類に応じて金額を決定しています。
ぴーたろ
インボイスには商品ごとのHSコードを記載する必要があります。
このHSコードごとに、適用する関税率というものが決まっていて、税関の担当者は我々の荷物に対する関税の金額を算定しています。
ぴーたろ
インボイスに記載されているHSコードはあくまで参考情報。
故意過失問わず、誤ったHSコードを記載していた場合は現地で正しいHSコードに基づいて関税が算定されます。
原則的には、上記式で関税額が決定されているということです。
この式だけ見ると「商品金額やHSコードを関税が低いように書いて申告すればいいのでは?」と思いますが、これは脱税行為。
特に商品金額を低く申告することはアンダーバリューと言って税関側も厳しく取り締まっている行為ですので、注意するようにしてください。
ぴーたろ
またこの関税、やっかいなのが(と言うよりウレシイというのが正確なのでしょうか・・・)、全く同じ商品を発送しても、しっかり請求されるときと一切請求が行われないときがあるという点も知っておきましょう。
現地の税関担当者のチェックの仕方などに起因して、関税が発生せずにFBA倉庫に納品できてしまうこともあります。
なお、取扱う商品にもよりますが、ぴーたろの経験では関税は概ね3,000円~10,000円程度になることが多いです^^
輸出先の国とのFTA関係や免税基準なども考慮
個人輸出に余裕がでてきたら、日本とFTA(自由貿易協定)を結んでいる国や、その対象品目等も調べてみると理解が深まります。
さらに、例えば米国であれば、2016年3月10日より個人輸入される物品の課税対象金額の下限が200ドルから800ドルに引き上げられました。
米国向けであれば「原則的に個人輸入の800ドル未満の通関は税金がかからない」(Amazon輸出であれば基本的にFBMが対象)という知識も、あるとないとでは色々な戦略も変わりますよね^^
自分で調べられる範囲で、販売先の国の通関事情や時事ニュースなどもウォッチングしておくと役に立つことも多いですよー♪
おわりに
以上、Amazon輸出と関税の関係を簡単にまとめてみました!
関税は事前に正確な金額が算定できるものではないため、最初は何度か発送をしてみて、実際の発生金額のデータを取っておくことが非常に重要です。
ぴーたろもこれまでの発送金額・送料・関税の発生金額の情報はすべてデータとして蓄積しています。
ご自身の取扱商品にどのくらいの関税が発生するのかのデータを取ることで、平均的なkgあたりの送料なども正確に把握することができますよ^^
特に、FBA販売においては、関税の支払いは利益計算上も必須の計算要素になりますので、計算式に少しでも自身がなければこちらもご確認ください。
>>Amazon輸出の利益計算方法(FBA販売)
また、関税以外のAmazon輸出に絡む税金の知識はこちらで解説していますので、気になる方はご参照くださいね^^
>>Amazon輸出と税金~所得税入門講座~
>>Amazon輸出と税金~住民税入門講座~
>>Amazon輸出と税金~消費税入門講座~
それではー♪
ぴーたろ 様
トミーと申します。
いつもブログを拝見させていただいております。
先日ついにAamzonアカウントの審査が通りビジネスをスタートをきることができるようになりました!
これだけスムーズにビジネスを進めることができるのもぴーたろ様のブログのおかげです。本当にありがとうございます。
私の場合はFBA納品からビジネスを展開していこうと考えているのですが作業を進めていくにあたり1点疑問がでてきました。
FBA出品の場合800ドル以上は関税がかかる可能性が出てくると思います。
しかしそれなりの金額の商品をまとめて納品すると合計金額800ドルを超えることは難しくありません。
ぴーたろ様のブログに3,000円~10,000円程度の関税金額と記載がございました。
関税の支払いを加味して商品をまとめて納品することはぴーたろ様の経験上ございますか?
まとめて発送したほうが送料も安く抑えることができて良いのではないかと思い今回質門させていただきました。
恐縮ですがぴーたろ様のお答えいただける範囲でアドバイスいただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
トミーさん
こんにちは^^
ご丁寧なメッセージ頂きありがとうございます♪
このあたりはセラーさんによって戦略が全然違うと思いますので、あくまで一例としてお考え下さい。
私はHSコードベースで関税がかかる前提の商品出荷をしています。そのため、関税の予実分析もしてますよー!全て商品マスターに落とし込んでます。
米国向けは関税がかからないことも多々あるので、その時はラッキーくらいで考えてます!笑
金額でいうと800ドル未満で送ることは皆無ですが、参考になれば幸いです^^
ぴーたろ 様
お世話になります、トミーです。
先日は私の質門にご返答いただきありがとうございました。
やはりぴーたろ様レベルのトップセラーにもなると関税を考慮してビジネスを展開していらっしゃるのですね!
私もHSコードベースでかかる関税を調査してFBA納品を実施したいと思います。
大変参考になりました。
本当にありがとうございます^^
今回実はFBAの利益計算算出のことでご相談させていただきたいことがございます。
為替手数料の正しい算出の仕方がわからないのです^^;
①売価-②原価-③カテゴリー手数料-④FBA販売手数料-⑤在庫保管料(月次)-⑥送料-⑦為替手数料-⑧関税-(⑨FBA納品先集約手数料)=利益
ぴーたろ様のブログ『Amazon輸出の利益計算方法』に記載されている通り利益算出は上記式で求めることができることが分かりました。
為替手数料についてですが販売金額から下記4つのFBAで発生する手数料を差し引いた金額の2%(人による)という認識でよろしいでしょうか?
①カテゴリー手数料
②FBA販売手数料
③在庫保管料
④FBA納品先集約手数料(利用する場合)
お忙しいところ大変恐縮ですがご回答いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
トミーさん
お役に立てて幸いです^^
為替手数料の計算方法はこちらの記事でご確認ください。
(参考)
Amazon輸出の利益計算方法(無在庫販売)
ぴーたろ様
初めまして関口と申します。
いつもブログ&ツイッター拝見しおります。
関税の件で質問があります
申告額が2000ドル/日になると簡易申告が出来なくなりますが
FBA納品の場合、まとめて送ると2000ドル/日を超す事があると思います。
ぴーたろ様はFBA納品でもこの金額を越さないようにしているのでしょうか?
梱包作業は1日でまとめてしても、配送は小分けにして毎日送るなどして
2000ドルを越さない様にしているのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがアドバス宜しくお願い致します
関口さん
はじめまして^^
このあたりは、自社契約であればご自身のクーリエに、代行利用であれば代行業者にも確認したほうがいいですよー!
私は2000ドル未満になるように工夫して出荷してもらってますね。
ただ逆にこれが障壁になってライバルなしで販売されているセラーさんも知っているので、一概に正解とは回答できないです。
参考になれば幸いです。
ぴーたろ様
早速の回答ありがとうございます!
>>2000ドル未満になるように工夫して出荷
なるほどです!聞いてみます
すみません、、、
>>逆にこれが障壁になってライバルなしで販売されているセラーさん
こちらの意味ですが、
”2000ドルなんて気にしない(?)若しくはグレーな事もして
どんどん出荷して稼いでいるセラーさんがいる”
という意味でしょうか?
理解が足りずすみません 教えて下さい
関口さん
こちらの意味ですが、
”2000ドルなんて気にしない(?)若しくはグレーな事もして
どんどん出荷して稼いでいるセラーさんがいる”
という意味でしょうか?
⇒いえいえ、通常の通関ルートで納入しているという意味ですよー!
代行業者によっては20万円未満しか受け付けてくれない場合もあるので、そこで差別化されてるみたいですね^^
グレーな方法があったとしても、国内返送されたら送料で大赤字になるので、それはオススメしませんね 笑
ぴーたろ様
>>⇒いえいえ、通常の通関ルートで納入しているという意味ですよー!
そういう事ですね!(^^;
理解致しました
お忙しいところ丁寧なご説明ありがとうございました
関口さん
とんでもないです。
色々な例を知っているので、お役に立てたら幸いです^^
工夫してFBA販売に取り組んでみてください♪
ぴーたろ 様
お世話になります。
お忙しいなかご返答いただきありがとうございました。
為替手数料の算出についてですが無事解決できました。
無在庫販売計算方法ページに記載されていたのですね。
大変失礼いたしました。
未熟な私の為にご回答ご回答いただきありがとうございます。
今週中に出荷できそうなのでもうひと踏ん張り頑張ります!
失礼致します。
トミーさん
とんでもないです、お役に立てて良かったです^^♪
初出荷、ドキドキかと思いますが上手く行くことをお祈りしております♪
お互い頑張りましょー(^o^)/
ぴーたろ様
こんにちは。ムラケンと申します。
アメリカにFBA納品をするにあたり、商品をまとめて発送する場合、$2,000を超えなければ関税がかからないのでしょうか?例えば、同じ商品が200個あったとしても、$2,000を超えなければ関税がかからないのでしょうか?
ムラケンさん
こんにちは^^
記事に記載の通り、現状は関税がかからない枠は$800ですね!
ぴーたろ様
初めまして。
私、清水と申します。
個人輸出について調べていたところ、ぴーたろ様の記事を拝見いたしました。
私は、今年四月よりベトナムのハノイで生活を始めた30代男性です。
ベトナムからの個人輸出(取扱商品としてはベトナム雑貨メイン)に関心があります。
事業として大きく利益を上げる目的ではなく、月15万ほどの収入が得られればと考えております。
色々とインターネットで情報を集めておりますが、初心者のため各サイトに記載されている用語すらあまり理解できない状態です。
相談に乗っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
清水さん
はじめまして^^
ベトナムからの個人輸出という事ですが、販路が日本以外であれば当サイトがお役に立てる部分もあると思います♪
個人的には、せっかく「ベトナム在住&日本語が使える」ということなので、日本のお客さんをメインターゲットにビジネスするのが良いと感じますね!
月収15万円ほどであれば、コツコツ積み上げれば全然達成可能な数字なので、お互い物販仲間として頑張りましょー(=゚ω゚)ノ
はじめまして。
いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。
一般関税と簡易関税についてお伺いしたいのですが、
上の方にあるぴーたろさんのコメントに対する答えで、2000ドル/日未満になるように工夫して出荷してる、とあります。
私もTNK Logisticsを利用しているのでクーリエによる配送となります。
UPSなどクーリエの場合、一般関税となるのは2500ドル/日以上かと思っていたのですが、2000ドルなのでしょうか?
またこの一般関税となる場合は、簡易関税より税関でやや時間を要するのと同時に、
内容品もしっかり調べられて関税が高くなりがち、さらに関連する手数料や書類発行料なども発生して、簡易関税よりかかるコストがかなり大きく違ってくると思ってよいでしょうか?
お忙しいところ恐縮です。
ぴーたろさんの経験則から教えて頂けると幸いです。
Kさん
こんにちは^^
最新の情報だと$2500上限という理解ですが、クーリエによって扱いが違う可能性があるので、TNKさん利用であればTNKさんに確認するのが確実ですね^^
記事を少し加筆・修正しておきました!ありがとうございます♪
とはいえ、米国税関国境警備局(Customs and Border Protection=CBP)判断で、金額基準を問わず一般通関扱いになるケースもあります。
一般通関のご理解はお間違いないですよー!
ぴーたろ様
いつも参考になる記事を書いていただいてありがとうございます。
ひーたろ様に一つ教えていただきたいことがありましたので、初めてコメントを投稿させていただきます。
私は現在、Amazonのヨーロッパをメインに販売しているのですが、関税がかかったというお客様がすごく多くなっています。
いつもは、関税の費用を返金しているのですが、このやり方はあっていますでしょうか?
突然の質問で申し訳ないですが、空いているお時間で結構ですので、お返事いただけましたら幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
naoさん
こんにちは^^
VATでなく関税という前提で回答します。
自社出荷であれば、輸入者は購入者になりますので、購入者負担です。
ただし支払が行われず荷物を受け取ってもらえない場合、商品は返送されてしまいます。
お客さんに出荷前に事前確認をしておくほうが良いと思います。お客さんは日本から発送されてくると理解されてない方も多いです。
ぴーたろ様
いつもブログを読ませていただき、大変お世話になっています。
Amazon輸出での関税について教えていただきたいのですが、
私は現在Amazonのヨーロッパで無在庫販売を行っています。
まれにお客様から関税がかかった!と連絡がくるのですが、
この場合は、関税の費用を返金したほうがいいのでしょうか?
それとも、関税は輸入者の負担ですと伝えた方がよいでしょうか?
一般的には、関税は輸入者負担かと思います。
またAmazonではVATは商品価格に含まれていないといけないと思うのですが、
VATと関税は違うものでしょうか?
同じの場合は関税費用も返金しないといけないのかなと思いました。
お忙しいとは思いますがぜひご返信いただければ幸いです。
これからもブログ拝見させていただきます。
よろしくお願いいたします。
naoさん
こんにちは^^
VATと関税は別物です。VATは付加価値税と言って日本で言う消費税みたいなものですね。
(参考)Amazon輸出とVAT
関税は輸入者負担ですので、先方にその旨を伝えてもOKです(顧客トラブルを避けるため返金しているセラーさんもいます)。
逆にVATは購入者負担とすること自体がAmazonの規約違反なので、トラブルに発展するとアカウント停止のリスクもあります。
当サイトにも欧州輸出の基本注意事項やテクニックもまとめていますので、まずはそちらも参照してみてください^^
ぴーたろさん
いつも楽しいブログ記事をありがとうございます。
関税について、伺いたいことがあるのですが、
私は、まだ、申告価格8万円以上で、発送したことがないので、関税のことはよく分かっていません。
Amazon.com輸出で、月商500万円以上売り上げているような方々は、
FBA納品する場合、140サイズ以上の段ボール箱10箱ぐらいを普通にクーリエ業者で発送していると想像しています。
申告価格が、2000ドルを超えないようにするのがいいみたいですが、
やはり一回に送る商品の申告価格を約20万円以内に収まるように送っている方々が多いのでしょうか?
パワーセラーの方々は、発送日数が増えて無理があるので、関税がかかるのを前提として、
わざわざ申告価格8万円以内に収まるように発送はしないのが大半なのでしょうか?
例としては、月間仕入額400万の場合、
1日1件インボイス申告価格約20万円以内の発送依頼×20日
のような感じで考えて良いのでしょうか?
TVゲームソフトや周辺機器、トレーディングカード、紙製品(文房具も?)などは、
どこかのブログでアメリカ関税がかからないと見た記憶があるのですが、
実際は、これらの商品でも関税がかかる場合があるのでしょうか?
差し支えなければ、ご教授頂けると幸いです。
ジュリアンさん
こんにちは^^
これについては取扱う商材や販売戦略にもよるため、一概にお答えができないというのが正確な回答になります。
例えば、ご自身のお取扱いになる商品のHSコードを調べて非課税の商品であれば、800ドルという金額は一切関係がなくなったりもしますよね。
とはいえご察しの通り、ある程度の物量を取扱うようになると、小箱単位で送ることが物理的に難しくなるタイミングがやってきます。
実際に私の場合であれば、本通関にかからないように20万以内に商材をまとめて発送をさせていますが、800ドル未満で出荷するのは不可能なので関税払ってますよー^^
本格的に販売しているFBAセラーで関税払ったことが無い人の方が稀かと思います。
「TVゲームソフトや周辺機器、トレーディングカード、紙製品(文房具も?)などは、どこかのブログでアメリカ関税がかからないと見た記憶があるのですが・・・」
こちらについては、それらの商材が非課税という認識はないですね。笑 どのブログかは存じ上げませんが、FBMであればさすがに800ドル未満になると思うので、そのことですかね。
少しでも参考になれば幸いです^^
ぴーたろさん
お忙しい中、回答いただきありがとうございます。
だいたい、納品するタイミングの概要がつかめました。
輸出は海外郵便の受け入れ停止など、コロナの影響が多いので、コロナ融資特別貸付に申し込みをして、ただいま面談待ち中です。今年5月はじめに持続化給付金もはじまるので、既に書類の準備も終わらせています。
このご時世ですが、お互い頑張りましょう^^
ジュリアンさん
とんでもないです^^
リアル情報少ないポイントかとは思いますので、参考になったのであれば幸いです。
コロナ影響本当にすごいですね。ビジネスリスクというものを改めて感じました。
融資・給付金含め、必要なものはしっかり活用して再起の起爆剤にしたいですね!
前向きなコメントありがとうございます!頑張りましょう!!
ぴーたろさん
はじめまして。
Aki@Moonと申します。
いつもtwitterを拝見させて頂いたり、こちらのブログで勉強させて頂いております。
この度、日本アマゾンで売れている中国製OEM商品をセラーさんから卸価格で仕入れ、アメリカアマゾンで販売しようとしておりました。
商品ページも作成し、いよいよFBA倉庫へ納品する段階です。
TNKさんで配送依頼していたのですが、本日担当者さんから連絡がありました。
関税が高すぎるので連絡したとのことでした。
僕の扱う商品は、リュックサック系商品で、もともとは関税20%前後のようです(恥ずかしながら関税調査しておりませんでした。。。)。
ただ、アメリカ側で現在中国製品の追加関税をかけている関係で、更に25%の関税上乗せがあるのだということです。
合計45%の関税です。
もちろん「商品バリュー」はアメリカアマゾンでの販売想定価格にしております。
上記の関税率ですと、確実に利益を出すことができず、売れば売るほど赤字になることになります。
やはりこのケースですと、今後アメリカアマゾンで販売していくのは難しいのでしょうか?
ぴーたろさんも、日本からの輸出において中国製品に25%追加関税をかけられている商品はありますか?
やっと念願のアメリカ販売を開始直前での出来事で、茫然としております。
今回「商品バリュー」で120万円ほどでしたので、関税だけで50万円以上になるようです。
アドバイス頂ければ嬉しいです。
是非よろしくお願い致します!
Akiさん
はじめまして^^
Twitterもブログも読んで頂きありがとうございます。
貿易は国ごとの政治情勢も大きく絡みますよね。今回の件は今ホットな上、その最たる例だと思います。
まず、関税率については利益計算に織り込む必要があるため必ず事前に確認をしておく必要があります。
自社製品ということで価格は自由に設定できるとは思いますが、そもそも関税を考慮して利益が出せない場合は取り扱う対象にはなり得ません。
実際に発生する関税のについては送ってみて実績を取らないと分からない側面もありますが、最悪の場合はTNKさんの提示されている関税が徴収されても文句は言えない状況かとは思います。
他の中華系セラーもまったく同じ状況で販売していますが、同じ土俵で考えて利益が出せない場合は商材を替えるのがベターのような気もしますが・・・
ちなみに120万円分をまとめて送る予定でしょうか?
ぴーたろさん
ご返信ありがとうございます!
商品は既に送っていまして、税関を経由してFBA倉庫に到着しております。
正確な金額を確認してみると、132円分ほどでした。
実際に1か月後くらいに約60万円の関税支払いになると思います。
中国製であっても日本のセラーは関係ないだろうと油断しておりました。。。
今回のアメリカ販売については、OEM商品を実際に日本で販売しているセラーさんと組んで、利益も損失も折半でトライしておりますので大きな損害にはならないですが、アメリカ販売でかなり期待して長期間かけ準備してきたので非常に残念です。
せっかく英語の商品ページを作成したり、広告用の動画を準備したりとしてきたので困っております。
市場規模は小さくなりますが、英語圏の他のアマゾンで販売しようかと今は考えております。
カナダ・イギリス・オーストラリア・シンガポール等をこれからリサーチを開始してみたいと思います!
ぴーたろさんは中国製品について、まだ25%の追加関税はかけられたことがないのでしょうか?
やはり中国製品のみで160cmダンボール30箱以上の量だったので目立ってしまったのでしょうか。。。
いずれにしても、これから色々と作戦の見直しが必要になります。
英語圏のアマゾンで、ぴーたろさんのおすすめはありますでしょうか?
アドバイス頂けると嬉しいです。
Akiさん
すでに出荷済みなんですね><。 御認識の通り関税は概ね1ヶ月送れで請求が来ますが、最終の請求額は見てみないと分からないとこは大きいです。 追加での関税というは今の所経験がないですね(通常の関税はかかります)。 取り扱い商材含め、再度事前リサーチをしてみてください。 米国以外であればカナダやイギリス、オーストラリア等が定番ですが、いずれも米国と比べると市場は大きくないですね。 欧州であればEU域内の国に一気に販路拡大も可能ですが(イギリスBrexit後は先行きは不明)、有在庫の場合はVAT登録・申告コストやVAT自体の支払いも少なくないため、より正確に利益計算が必要になります。 個人的には米国が一番やりやすい市場だと思いますよ^^
ぴーたろさん
ご返信ありがとうございます!
> 御認識の通り関税は概ね1ヶ月送れで請求が来ますが、最終の請求額は見てみないと分からないとこは大きいです。
→ 既に追徴課税が確定しているような連絡内容でした。。。(泣)
>追加での関税というは今の所経験がないですね(通常の関税はかかります)。
→そうなんですね。最初から量が多すぎて目をつけられたんですかね(汗)
160サイズで32箱送りました(全て同一商品カラバリあり・中国製)。
>米国以外であればカナダやイギリス、オーストラリア等が定番ですが、いずれも米国と比べると市場は大きくないですね。
→ アドバイスありがとうございます。イギリス・ドイツに興味あるんですが、VATが
あるので躊躇してます。参入障壁が高いから、逆にいいかもとも思う部分もありま
すが。
カナダ・オーストラリアは市場規模小さいかなと思ってます。
インドが熱いという噂も聞くので少し気になってます。
できれば、米国で頑張りたいのですが、ちょっと総代理販売で45%の関税は厳しいですね。。。(泣)
総代理販売だと、販売者の自分と、卸元メーカーと両者が利益をださないといけないですから。
今後どうしようか卸元メーカーさんと話し合い中です。
ご相談にのっていただきありがとうございました!
これからも、ブログやツイッターで勉強させて下さい(^^)
応援しています。
Akiさん
こんにちは^^
とんでもないです、こちらこそ多くの方の参考になるコメントを頂きありがとうございます!
ブログもTwitterもサボり気味ですがガンバリマス!笑
ぴーたろさん
アメリカに輸出している他の方にも相談したりしましたが、やはり追徴課税25%取られている方もいませんし、皆さんそういうケースすら聞いたことがないようです。
運悪く見せしめ的に課税された可能性もあるかなとも少し思ったりもしてます。
せっかく商品ページや広告などの準備を進めてきて諦めきれない部分もあるのでもう少し様子を見てみようかなと思いました。
とりあえず、次回納品時は納品量を減らしてみて、商品バリューを2500ドル以内に押さえ、簡易通関でどうなるか試してみたいと思います。
Akiさん
こんにちは^^
米国自体、対中の報復関税は実際に行っており対象品目も幅広いため、請求が来ること自体はあり得る話だと考えています。
最終的にどのような請求が来るのか、TNKさんにもきちんと明細を請求して次回の納品に向けて少しでも情報を集めることをオススメします。
簡易課税でも関税自体は課税対象になりますが、実際に納品をしてみてデータを取ってみてください。私自身、これまで累計何千件とFBA納品していますが、蓄積している自社データが最も信頼できて意思決定に役立つ情報になってますので^^
おはようございます。はじめまして、ぴーたろさん。
近々、私は海外AmazonのFBAを利用予定です。
ぴーろさんの記事をざっと読まさせていただきました。大変勉強になりました。
ありがとうございます。
いきなりですが、
商品金額×HSコードの関税率=関税額
っとありますが、商品金額とは仕入原価のことでしょうか?
お返事お待ちしております(´∀`)
ばなななさん
はじめまして^^
Invoice価格ですので売価ですね。
値段がおかしいと通関で止められて最悪、加算税や廃棄や返送されますので注意してください。
最近は越境ECの課税捕捉も数年前より格段に厳しくなってる印象です^^
回答、ありがとうございます\(´∀`)/お返事遅れて申し訳ございませんでした。
米国Amazonに荷受人経由でFBA倉庫に送るとしたら、関税はダンボールいっぱいの売価にかかると言うことでしょうか?\(´∀`)/
ばなななさん
はい、もちろんです^^
荷受人経由ということなので、元払いにしない限りは荷受人さんが関税請求されます。